春の訪れとともに、山梨県富士河口湖町で開催される「富士芝桜まつり」。広大な敷地に咲き誇る芝桜と、雄大な富士山が織りなす絶景は、多くの観光客を魅了します。この春を彩る特別なイベントについて、特徴や見どころ、アクセス方法、周辺観光スポットなど詳しくご紹介します。
富士芝桜まつりの特徴
「富士芝桜まつり」は、約50万株もの芝桜が一斉に咲き誇る国内でも有数の規模を誇るイベントです。芝桜の絨毯が広がる光景に加え、その背景にそびえる富士山が、訪れる人々を圧倒します。
今年のテーマは「息をのむ、ピンク」。濃淡の異なるピンクや紫、白など、7品種の芝桜が織り成すコントラストは見どころのひとつです。とりわけ、「マックダニエルクッション」や「オータムローズ」といった品種の美しい花々が印象的。これらの芝桜は、寒さに強く、長期間楽しめるのが特徴です。
見どころ
一面の芝桜と富士山の大パノラマ
富士芝桜まつりの最大の魅力は、やはりその壮大な景色。一面に広がる芝桜の絨毯と、背景の富士山との調和は、写真だけでは伝わらない感動があります。特に、晴れた日には富士山の姿がくっきりと映え、その美しさに心を奪われることでしょう。
SNS映えスポット
会場内には、訪れた人々が記念撮影を楽しめるSNS映えスポットが点在しています。今年は「飛び出す絵本の世界」という新たなフォトスポットが登場。東京藝術大学のデザイン科とコラボレーションしたこのエリアでは、メルヘンな雰囲気の写真が撮影できます。
さらに、「ピンクの海を旅する小舟」や「幸せの黄色い扉」など、3大フォトスポットも設置されています。これらのスポットでの撮影は、イベントの楽しみのひとつです。
アクセス方法
富士芝桜まつりの会場は、富士本栖湖リゾート内にあります。主に以下の方法でアクセスできます。
電車とバス
・電車:JR中央本線大月駅で下車し、富士急行線に乗り換え、河口湖駅で下車。
・バス:河口湖駅から会場直通のシャトルバスが運行されています。
車でのアクセス
東名高速道路「富士IC」や「御殿場IC」から約40分。会場には駐車場が完備されており、混雑する場合もあるため早めの到着がおすすめです。
周辺観光スポット
富士芝桜まつりを訪れたら、周辺の観光スポットも合わせて楽しむのがおすすめです。
本栖湖
会場近くには透明度の高い湖として知られる本栖湖があります。水面に映る富士山の姿は絶景で、カヌーやSUPなどのアクティビティも楽しめます。
富士五湖エリア
河口湖、山中湖、精進湖、西湖といった富士五湖エリアでは、富士山を眺めながら自然を満喫できます。遊覧船や湖畔の散策コースが人気です。
忍野八海
富士山の雪解け水が湧き出す8つの池が点在する名所。神秘的な雰囲気と透明度の高い水は、多くの観光客に愛されています。
富士芝桜まつりの歴史
このイベントは、地域の魅力を発信し、観光を活性化させる目的で始まりました。開催から約20年近く経ち、現在では山梨を代表する春の風物詩として定着。芝桜の管理や新しいスポットの設置など、年々進化を遂げています。
また、富士山と芝桜という日本を象徴する組み合わせが、国内外の観光客からも注目を集め、訪れる人の数も増加しています。
おすすめグルメ
会場では、散策の合間に楽しめる多彩なグルメも魅力のひとつです。
富士山溶岩からあげ
真っ黒な見た目が印象的な「富士山溶岩からあげ」。外はカリッと、中はジューシーな食感がたまりません。
桔梗信玄餅ソフト
山梨を代表する銘菓「桔梗信玄餅」をトッピングしたソフトクリーム。芝桜を眺めながら味わう甘さは格別です。
フジヤマハニーカステラ
富士山型の可愛らしいベビーカステラ。はちみつをたっぷり使った優しい甘さが人気です。
まとめ
「富士芝桜まつり」は、富士山麓の春を彩る特別なイベント。約50万株の芝桜が織り成す絶景とともに、美しい花々や周辺観光、グルメを堪能できる一日を楽しめます。ぜひ今年の春は、富士芝桜まつりで心に残るひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?