【鳥取】一面の銀世界となる「鳥取砂丘」

冬の鳥取砂丘はひと味違う

冬に砂丘とはあまり思いつかないかもしれませんが、実はとても魅力的な場所なのです。
平均気温は5度から7度ととても寒いですが、雪が降る日に行ってみると砂漠一面が真っ白に。
普段の景色とは全く違う絶景が楽しめますよ。

オフシーズンということで観光客も非常に少なく、いつもは混雑するリフトもスムーズに乗ることができます。
また訪れる人が少ないということは、足跡のない白銀の世界を体験できるかもしれませんね。

名物である馬の背と呼ばれる小高い山に登ってみれば、日本海と雪原を一緒に見ることができ、まるで南極にいるようだと言われるほどです。
近くのオアシスも冬には干上がることもなく、その姿を楽しめます。

真っ白な鳥取砂丘を見られる時期とは

鳥取に雪が降る可能性が高いのは12月後半か翌年の3月前半までです。
日本海に面しているので風は強く、しっかりとした防寒対策を忘れてはなりません。
しかし天気がよければラクダに乗ることもできるので、ラクダに乗りながら一面の雪景色をのんびり進んでみるのもいいでしょう。

冬の期間でも特におすすめなのは、鳥取砂丘イリュージョンがおこなわれている12月上旬からクリスマス直前までです。
砂丘周辺が約40万球のLED電球を使用したイルミネーションで彩られ、いつもの砂丘とは違った幻想的な時間を過ごすことができます。
砂丘は街灯が全く無いので他の明かりに邪魔されることなく楽しめるのもポイントです。

イルミネーションだけでなく屋台が軒を連ねているので、冷えた体に温かい食べ物で暖を取りながらの散策が楽しめますね。
また毎年テーマが違っているので、何度行っても楽しめる所もポイントです。

砂丘散策で冷えた身体を温めよう

鳥取砂丘から車で10分ほど走らせれば砂丘温泉に行くことができます。
こちらは鳥取砂丘に湧く温泉を利用しています。
砂丘で温泉が湧いている事に驚きですが、こんな近くに温泉があれば散策で疲れた体をゆったりと癒すことができますね。
2階の展望浴場からは日本海を望むことができ、海を眺めながらの温泉は時を忘れるほどの気持ちよさでしょう。

砂丘の後には砂の美しさをもっと見てみよう

砂丘と一緒に楽しみたいスポットもあります。
まずは砂の美術館を訪れてみてはいかがでしょうか。
こちらは砂を使った砂像が展示されている世界でも類を見ない美術館です。

人の何倍もの大きさで作られた壮大な砂像たちは、大きさとは裏腹に砂で作ったとは思えないほどの繊細な彫刻は施されており、ずっと見ていたいほどの美しさでしょう。
展示期間が終わると崩してしまうので、その作品と同じものは二度と見られない儚さも魅力の1つといえますね。
年明けからは製作期間として休館しているので確認してから行くことをおすすめします。