息をのむような美しい景色に出会える
プユニ岬からはウトロ港やオホーツク海、オロンコ岩が一度に見られます。
それだけでも十分絶景といえるのですが、冬の北海道といえば流氷ではないでしょうか。
ウトロの海岸は毎年流氷が最初に到達するといわれており、目に入るすべての海が真っ白の流氷で覆われる姿は圧巻です。
そして晴れた日の夕暮れには何とも言えない光景が広がります。
海をオレンジ色に変えながら沈んでいく夕暮れは、水面にキラキラと光って宝石のようです。
それに流氷の景色が加わると、昼間の真っ白な景色から一変して一面がオレンジ色に染まります。
本州では見られない貴重な流氷が夕日に染まる姿は、言葉にならないほどの美しさで感動しますよ。
プユニ岬に向かうには
プユニ岬は知床八景にも選ばれており、大自然に囲まれた絶景スポットです。
アイヌ語で穴のある場所という意味を持ったプユニ岬はその名の通り、穴が空いているような不思議な形をしています。
斜里町ウトロから車で5分ほどの所にある知床五湖へ向かう途中に展望地があります。
展望台ほど整ってないので駐車場はありませんが、近くに使われていない橋があるのでそちらに停めるか、少し離れたところにある知床自然センターの駐車場に車を停めて歩けば見に来ることができます。
バスで来ることも可能ですが、本数が少ないので帰る手段を失わないように、事前に行き帰りのバスの時間を確認しておきましょう。
凍えそうな寒さを体感した後は温泉で温まる
プユニ岬を降りて行った先にはウトロ温泉という温泉街が広がります。
16件もの温泉施設があり、宿泊だけでなく日帰り温泉で身体を温めることも可能です。。
無料の足湯もあるので気軽に温泉を楽しむこともできますね。
また道の駅があったり、飲食店も多くあるのでオホーツク海でとれた新鮮な海産物、鹿肉や野菜の山の幸など、海にも山にも近い知床だからこそ味わえる食事をたっぷりと楽しめるでしょう。
プユニ岬と一緒に訪れたい名所
プユニ岬から500mほど離れた場所に見られるのはフレぺの滝です。
崖の岩肌から染み出した水が静かな滝となり、オホーツク海に流れ落ちています。
しとしとと滴り落ちる様子から、別名乙女の涙といわれています。
フレぺの滝からさらに少し足を延ばすと湯の華の滝に出会うことができます。
こちらは断崖絶壁から海に勢いよく流れ落ちるさまから、フレぺの滝に対して男の滝の別名を持っています。
知床自然センターは観光ではなかなか入ることのできない知床の奥地の映像や、大空から知床の景色を眺めているかのような映像が楽しめます。
長靴や双眼鏡をンタルすることもできるので、散策前に寄ってみるのもいいですね。