2月中旬から3月上旬が見ごろといわれるオホーツク海の流氷。気候や海流などさまざまな条件が揃わないと見ることができないため、世界的にも限られた地域でしか見られません。、
オホーツク海の流氷の見どころ
海水が凍り、氷塊となって海面を漂うのが流氷です。日本では北海道のオホーツク海沿岸でしか見ることができません。稚内や知床半島ではツアーが有名です。流氷は中国とロシアの国境沿いにあるアムール川からオホーツク海に流れる淡水が凍り、風や海流に乗って南下、1月上旬ごろには北海道に到達します。
ただし、流氷はシーズン中でも風や海流によって見れなかったということもありえます。できるだけそういった事態を避けるため、予め情報をチェックしておくことが大事です。
流氷の観光スポット
流氷観光砕氷船おーろら
網走港から出港される流氷砕氷船です。普通の船より2倍の厚さの船底を持ち、流氷を音を立てて割りながら豪快に進みます。船体が大きいので揺れが少ないので、老若男女が楽しめるでしょう。真っ白な氷の海を進むのは圧巻です。クリオネやアザラシなども見られます。
流氷を楽しむには服装も大事。展望台は-10度になりますが、船内は暖房が効いているので、風を防ぎ、着脱しやすい服装がおすすめです。
流氷物語号
2016年まで運行されていた「流氷ノロッコ号」の後継車両です。JR網走駅から知床斜里駅を走る観光列車で、流氷の時期に1日2往復運行します。流氷を車窓から楽しめる列車として人気です。
知床斜里駅行きの乗車途中に北浜駅で10分停車し、展望台からオホーツク海や知床連山を一望できます。また、網走駅行きの乗車途中に浜小清水駅に20分停車。隣接するはなやか小清水でショッピングが楽しめます。
オホーツクタワー
紋別にあるオホーツクにつき出た地上3階と海底階を持つタワーです。タワーの3階からは視界に広がる流氷原を見ることができます。タワー内は水族館や4Dシアターなどの設備があり、飽きの来ない作りになっています。
流氷のイベント
流氷ウォーク
知床・ウトロといった場所で行われる体験イベントです。真冬でも濡れずに暖かく浮力のあるドライスーツを着込んで流氷の上を歩いたり、海に浮かんだりと楽しめます。
流氷牧場
流氷が見られる海岸沿いを乗馬するイベントです。馬は体毛が冷気や水分をガードしてくれるので雪や海の中へも入っていけます。馬に乗りながら見る流氷はまた格別です。