石垣島というと青い海や空、ゆったりと過ぎ去る時間をイメージする人も少なくないでしょう。しかし、南国のイメージに反して石垣島市内はちょっとした都会です。ヴィレッジバンガードや沖縄の飲食店大手も出店しており、日常生活には、困らない観光地として親しまれています。また、起伏に富んだ地形は海だけでなく、山地を駆け巡るアウトドアスポーツも可能です。小さい島の中にさまざまな観光スポットがある石垣島は沖縄の中でもダントツの観光地として人気があります。リピーターも少なくなく、中には永住してしまう人も。多彩な魅力がある石垣島の見どころ、観光スポット、年間を通して行われるイベントを紹介します。
場所の見どころ
石垣島は、沖縄本島よりも温暖な気候のため、冬に訪れても寒さを感じさせない日本屈指の観光地です。海外でも西欧を中心に多くのサイトで紹介されているほどです。石垣島に訪れる方は主に飛行機で訪れることになります。現在の新石垣島空港は、第1種空港(国際空港)として使用されている那覇空港に劣らない巨大な空港です。
しかし、以前は空港滑走路全ての長さを足しても1200メーターしかなく、パイロットの気合で離着陸をしていました。現在は、誤って航空機が侵入しないように×印をしてあり、そのため石垣島は観光だけではなく航空マニアたちにも人気があります。
観光スポット
マンタ
石垣島を訪れる観光客の多くは水中で優雅に泳ぐマンタを目的にやってきます。マンタとの遭遇確率は沖縄本島周辺の海であれば10回訪れて、3回遭遇できれば運がいい方だと言われています。しかし、石垣島周辺の海はマンタの餌場となっており、沖縄本島でマンタを探してあちこちダイビングをするより、石垣島で季節ごとにマンタが出現する確率の高いポイントへダイブした方が遭遇できる確率を高められます。
日本最大の鍾乳洞「石垣島鍾乳洞」
石垣島は、サンゴ礁の化石が隆起してできています。そのため、神秘的な鍾乳洞が存在し、その大きさは日本最大・全長3.2kmと非常に広大です。現在、石垣島鍾乳洞で一般公開されているスペースは660mほどの空間です。その中には昔、石垣島が海の底であった証拠があり、ダイナミックな地形の変化を感じ取れます。石垣島鍾乳洞の中はライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれています。非日常的な風景を楽しみたい人におすすめのスポットです。
波照間島
日本最南端の島として知られている波照間島。この島では海だけではなく、天体観測のためだけに訪れる方も多い場所です。夏の空気の澄んだ夜にだけ観測できる南十字星は圧巻で、手を伸ばせば宇宙(そら)に手が届きそうになるほどです。
波照間島の星観測タワーの近くにある断崖絶壁の下には透き通ったコバルトブルーの海が眼下に広がっています。透明感も抜群で、海に吸い込まれそうになってしまうほどです。防止落下の柵などがないので、風の強い日に崖の下をのぞき込むのは止めましょう。
ちなみに、漫画「中間管理録・トネガワ」に出てきた南波照間島の元ネタと言われています。
イベントなど
グレートアース石垣島ライド
自転車が好きな方にオススメのイベント。コースは55キロのショートコース、100キロのロングコースの二つがあります。各補給処には、石垣島ならではトロピカルドリンクや、八重山そば、ぜんざいなどを取り揃えて選手の疲れを癒します。
石垣島まつり
毎年11月頃に行われる石垣島最大のイベント。花火はもちろん、ステージバンドパフォーマンスや市民パレードを通し観光客と島民全体で盛り上げる、見ごたえある内容となっています。見るだけでなく各ブースで祭りを盛り上げてみてはいかがでしょうか。
石垣マラソン
石垣島マラソンはマラソン初心者にもススメの大会です。フルマラソン、ハーフマラソン(24㎞)、10キロマラソンのいずれかから、選べます。参加料金はフルマラソン6000円、ハーフマラソン(24㎞)、10キロマラソン5000円です。